SAE公認動物共生環境コーディネーターとは?

SAE公認動物共生環境コーディネーターは、動物を巡る住環境の専門知識を習得した、人と動物の快適な生活環境作りのアドバイザーです。動物飼養に関する専門知識と、建築分野に関する知識、動物の愛護や福祉の知識を兼ね備えた、動物と人間がより良い関係で共生できる環境を作るスペシャリストの証明になります。

学べる内容

動物医療全般

  • 解剖学、生理学、動物行動学
  • 感染症、薬理薬剤、看護学
  • 臨床栄養学、繁殖学、管理学
  • 動物関係法令、民法、動物愛護

動物美容実習

  • トリマー初級レベル

しつけ・訓練知識と手法

  • 訓練学、飼育方法、動物行動学(実習)
  • 問題行動に関する対応の習得

福祉学全般

  • 降雨礼者、障害者の医学知識
  • 社会福祉制度と介護、生活環境理解
  • 介護実習と動物介在実習

建築・住環境全般

  • 建築の基礎、共存する空間つくり
  • ユニバーサルデザイン

コミュニケーショントレーニング

  • 人間関係、ホスピタリティ
  • コミュニケーションツール
  • グループ討論

コミュニケーションスキルの習得

  • さまざまな年齢層の人とのコミュニケーション能力
  • 動物の問題行動およびトレーニング方法の質疑応答
  • 問題の分析及び対処案の考察、プレゼン形式での提案方法

受験資格

SAE公認動物共生環境コーディネーターの受験資格は、下記の3つをすべて満たす者となっています。SAE公認動物共生環境コーディネーターの資格を取得する前に、動物看護士資格の取得や、1年間の講座を受講する必要があります。資格取得までに時間がかかる資格のため、注意する必要があります。

  • 動物看護師初級取得後、1年間の学科及び実技を修了した者
  • 家庭犬訓練士の1年間の学科及び実技を修了した者
  • ホームヘルパー2級取得レベルに準ずる者(動物介在学の知識含む)、福祉住環境コーディネーター3級取得レベルに準ずる者、コミュニケーションに関する学科及び実技を修了した者

資格時期・会場場所

今回ご紹介する試験実施時期や会場は2018年度のものです。これから受験される方はご自身の受験年度の試験情報をご確認ください。

【実技試験】 2018年11月~2019年3月(加盟校の試験日程に基づいて実施)
【学科試験】 2019年1月17日 午後1時~
※試験会場は最寄りの加盟校

資格の活用方法

SAE公認動物共生環境コーディネーターは、動物病院やペットサロン、ペットショップ、ペットホテルなど動物関係の業種への就職はもちろんですが、建築業界や福祉業界、各種サービス業界への就職も可能です。