ペット栄養管理士とは

このペット栄養管理士とは、日本ペット栄養学会が主催している認定試験です。
日本ペット栄養学会とは、ペットの栄養や健康増進、ペットフードの品質向上などに関する会員相互の知識、技術の向上、その普及を図ることを目的としている会で1998に設立されました。

ペット栄養士という資格はペットの栄養に関した知識の普及、および指導に必要な人材を育成して、ペットの健康維持向上を狙い、動物愛護に寄与する目的で2002年より資格制度を設けることとなりました。

この資格で学べること

ペットの食事は人間の食事と異なります。ペットフード総論・ペット基礎栄養学・ペット臨床栄養学などのペットにどんな食事を与え、どう健康に過ごしてもらうかを体系だった学問として学ぶことができます。

資格取得に必要な費用

下記で紹介する受験資格を満たしているか否かにより、費用が変わってきます。

  • (必須)ペット栄養管理士試験の試験料として10,000円
  • 受験資格の1つである講習会を受講する場合であれば22,500円

資格試験について

受験資格

認定試験を受験するためには4つの受験資格のうち、どれか1つ該当しなければなりません。

  • ペット栄養管理士認定委員会が主催している「ペット栄養管理士養成講習会」の全教程を修了している者
  • 大学において獣医学・畜産学・農芸化学のいずれかの課程を修めた者
  • 1つ目・2つ目の資格と同等であるか、それ以上の資格を有すると認定された者
  • 平成14年1月に開催された「ペット栄養管理者養成講習会」を受講した者

この4つの受験資格のうち、どれか1つに該当しない場合は受験することができません。

ペット栄養管理士養成講習会について

受験資格を満たしていないという方でも講習会に参加をすれば、認定試験の受験資格を得ることができます。講習会は、A・B・Cの3教程にて構成されています。
なお、講習会を受講する場合は、初めて受講される場合であれば10500円、2回目以降は6000円の受講費用がかかります。

ペット栄養管理士試験内容

試験の内容としては、ペットフード総論、ペット基礎栄養学・ペット臨床栄養学の3種類の科目があり、そこから100問が出題されます。
解答方式はマークシートとなっています。

ペット栄養管理士資格の難易度

民間資格ということもあるのか、日本ペット栄養学会が販売しているテキストでしっかりと勉強するだけで十分合格できるほどの難易度なので、難易度は易しいでしょう。

資格の活用方法

ペットの栄養に関する資格なので、ドッグカフェ、動物病院、犬の料理教室、ペットホテルなどで働きたいと思っている方にはフル活用することができる資格です。
既にペット業界で働いている方にはスキルアップとして自分の武器になる資格です。