公開日:2019年05月30日 最終更新日:2019年07月09日
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この資格は、一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会と呼ばれるJCSAが認定している老犬介護士の資格です。介護する犬というのは老犬がほとんどで、ペット介護士と呼ばれている人たちは別名・老犬介護士とも呼ばれています。
この資格は大きく分けてマスターライセンスとインストラクターライセンスの2つに別れていることが特徴です。
マスターライセンスは基礎的な老犬介護に関する知識の習得を座学を中心に行い、インストラクターライセンスでは実技を含めた学習を行います。下記の表が資格の一覧です。
資格名 | |
JCSA認定マスターライセンス | 老犬介護士 |
JCSA認定インストラクターライセンス | 老犬介護士C級 |
老犬介護士B級 | |
老犬介護士A級 |
資格を取得するためには、協会の認定校にて行われている講座である「老犬介護士養成専門講座」を受講し修了することが必須となっています。その後、ライセンス認定試験を自宅にて行い、合格することで資格の取得をすることができます。
さらに上のインストラクターライセンスも取得しておきたいという方は、ライセンス認定試験後に実技スクーリングに参加し、A級・B級・C級のインストラクターライセンスを取得試験に進みます。級によって実技スクーリングで必要な単位数は以下です。
級 | 単位数 |
C級 | 12単位(約24時間) |
B級 | 30単位(約48時間) |
A級 | 30単位(約60時間) |
スクーリングを終えると、インストラクターライセンス認定試験に参加することができ、合格するとインストラクターライセンスを取得することができます。
資格を取得するためには、協会の認定校にて行われている講座である「老犬介護士養成専門講座」を受講し修了することが必須となっています。認定校は日本ケンネルカレッジです。資格を取得する際には認定校経由での講座受講が必要となります。
JCSAの認定校である日本ケンネルカレッジの老犬介護士養成専門講座の受講期間は平均が5か月となっているので、JCSA認定老犬介護士マスターライセンスの資格は半年以内には取得することができます。
インストラクターライセンスも取得したい方は追加で実技スクーリングの参加も必要なので、マスターライセンス取得で半年、インストラクターライセンスで半年の合計1年と考えておくと良いでしょう。
必須である老犬介護士養成専門講座の受講費用は¥75,600(税込)です。
JCSA認定老犬介護士に関してはライセンス交付料のみが必要となり、交付料は6,000円になります。インストラクターライセンスでは受験料として各級5,400円、ライセンス交付料として8100円が必要になります。
資格名 | 受験料 | 交付料 |
老犬介護士マスターライセンス | ¥0 | ¥6,000 |
老犬介護士C級 | ¥5,400 | ¥8,100 |
老犬介護士B級 | ¥5,400 | ¥8,100 |
老犬介護士A級 | ¥5,400 | ¥8,100 |
JCSA認定老犬介護士の受験資格は、老犬介護士養成専門講座を受講して修了していることです。
その上のインストラクターライセンスの受験資格は、JCSA認定老犬介護士のマスターライセンスを取得している者です。
老犬ホームやペットのデイサービスといったペットの介護施設、ペットシッターや老犬シッターとして知識を活かして働くことができます。
最近でも老犬のためのペットの介護事業は注目されてきていて、おそらく今後はどんどん活躍することのできる職種ですので、犬の老化だったり老いについて関心のある方は是非この資格を取得して活躍の場を広げてみてはいかがでしょうか。