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JCSA認定ドッグトリマーとは?
JCSAと呼ばれる一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会の公認のドッグトリマーの資格です。このJCSA認定ドッグトリマーはトリマーになるための知識を学ぶことができ、協会の資格の中でも人気の高い資格となっています。
この資格は大きく分けてマスターライセンスとインストラクターライセンスの2つに別れていることが特徴です。
マスターライセンスは基礎的な老犬介護に関する知識の習得を座学を中心に行い、インストラクターライセンスでは実技を含めた学習を行います。下記の表が資格の一覧です。
資格名 | |
JCSA認定マスターライセンス | ドッグトリマー |
JCSA認定インストラクターライセンス | ドッグトリマーC級 |
ドッグトリマーB級 | |
ドッグトリマーA級 |
講座内容
講座は基本的に通信学習の形式で、テキストとDVDの両方を教材として学習することができます。テキストでは、グルーミングから老犬の手入れ方法までが細かくわかりやすく記載されており、DVDで実践により近い映像による学習ができます。
講座テキスト・DVDの主な内容
- グルーミング
- 器具の説明・使用方法と注意点
- ライン名称
- 犬体名称
- グルーミング犬種・トリミング犬種について
- 被毛
- 換毛期
- シャンプー剤
- リンス剤、トリートメント剤
- その他グルーミング用語
- 歯、咬み合わせ
- 日常の手入れ
- 仔犬・老犬の手入れ
資格を取得する流れ
マスターライセンス
資格を取得するためには、協会の認定校にて行われている講座である「ドッグトリマー養成専門講座」を受講し修了することが必須となっています。その後、ライセンス認定試験を自宅にて行い、合格することで資格の取得をすることができます。
インストラクターライセンス(A級・B級・C級)
さらに上のインストラクターライセンスも取得しておきたいという方は、ライセンス認定試験後に実技スクーリングに参加し、A級・B級・C級のインストラクターライセンスを取得試験に進みます。級によって実技スクーリングで必要な単位数は以下です。
級 | 単位数 |
C級 | 12単位(約24時間) |
B級 | 30単位(約48時間) |
A級 | 30単位(約60時間) |
スクーリングを終えると、インストラクターライセンス認定試験に参加することができ、合格するとインストラクターライセンスを取得することができます。
JCSA認定校について
資格を取得するためには、協会の認定校にて行われている講座である「ドッグトリマー養成専門講座」を受講し修了することが必須となっています。認定校は日本ケンネルカレッジです。資格を取得する際には認定校経由での講座受講が必要となります。
- ペット専門通信資格「日本ケンネルカレッジ」
資格取得までに必要な時間
JCSAの認定校である日本ケンネルカレッジのドッグトリマー養成専門講座の受講期間は平均が5か月となっているので、JCSA認定ドッグトリマーマスターライセンスの資格は半年以内には取得することができます。
インストラクターライセンスも取得したい方は追加で実技スクーリングの参加も必要なので、マスターライセンス取得で半年、インストラクターライセンスで半年の合計1年と考えておくと良いでしょう。
資格に必要なお金
必須であるドッグトリマー養成専門講座の受講費用は¥143,000(税込)です。
JCSA認定ドッグトレーナーに関してはライセンス交付料のみが必要となり、交付料は6,000円になります。インストラクターライセンスでは受験料として各級5,400円、ライセンス交付料として8,100円が必要になります。
資格名 | 受験料 | 交付料 |
ドッグトリマーマスターライセンス | ¥0 | ¥6,000 |
ドッグトリマーC級 | ¥5,400 | ¥8,100 |
ドッグトリマーB級 | ¥5,400 | ¥8,100 |
ドッグトリマーA級 | ¥5,400 | ¥8,100 |
試験日・試験会場
試験日はこの日!という指定がないので、ドッグトリマー養成専門講座を受講した後であれば受験することが可能です。また、試験場所も在宅で受験になるので移動したりする必要もありません。
資格の活用方法
こちらのJCSA認定ドッグトリマー、そして実技スクーリングに参加してから行われるライセンス試験に合格すると取得することのできるJCSA公認ドッグトリマーインストラクターの資格があればペット業界にてトリマーさんとして働くことはもちろんのこと、トリミングサロンなどを開業する際に必要な動物取り扱い責任者の登録もすることができるので、トリミングサロンの開業も夢ではありません。
ペット業界で働きたい、トリマーとして活躍したいという方はもちろん、いずれは開業したいなと考えている方は資格をフル活用することができるのでおすすめです。