動物看護師の仕事内容
動物看護師とは、主に動物病院において診療補助や動物のお世話を行う仕事です。
具体的には手術や治療の際のお手伝いや、体温、脈拍の測定などで、そのほかにも受付業務や予約管理等の事務仕事も業務内容に含まれます。
また、動物病院の方針によって異なりますが、最近では獣医師のサポートという側面以外にも飼い主さんの相談相手となり不安の解消を行うことや、わんちゃん・猫ちゃんの日頃の暮らしについてのアドバイザーという側面も注目されつつあります。
動物看護士の年収
動物看護師は専門性の問われる仕事ではありますが、給料面ではあまり高い方とは言えません。
経験の浅い内は年収200万円ほどの場合が多いようです。ある程度経験を積むと300~350万円ほどになるようですが、それでも決して高額であるとは言えないのが実情のようです。
動物看護師になるための資格
現在※は動物看護師になるために必須の資格や免許はありません。
※2019年5月時点
基本的にどんな人でも動物看護士として働くことはできますが、動物看護師の知識や経験・動物に関する民間資格を取得しておくことにより、就職には有利になるでしょう。
一方で動物看護師統一認定機構による動物看護師の民間資格の一元化、国家資格化が進んでおり、将来的には民間資格ではなく国家資格として動物看護師統一認定機構の発行する認定動物看護師が必要となる可能性があります。
今から資格取得を目指す方は認定動物看護師を取得することをおすすめします。
動物看護師の民間資格
資格名 | 発行団体 |
認定動物看護師 | 動物看護師統一認定機構 |
アニマル・ヘルス・テクニシャン | 日本動物衛生看護師協会 |
SAE公認動物看護師 | 全日本動物専門教育協会 |
JADP認定ペット看護士 | 日本能力開発推進協会 |
JCSA認定動物看護士 | 日本キャリア教育技能検定協会 |
この他にも、動物看護以外の資格として愛玩動物飼養管理士などのペットに関わる資格を取得することで就職の際に有利になるでしょう。
動物看護師に向いている人
動物看護師に向いている人は、動物が好きであることはもちろんのこと、対人でのコミュニケーション能力もある程度必要になります。
動物の治療方針や症状の説明、使用する薬の説明を飼い主に対して説明する機会が多いからです。
動物の世話だけがしたい、という人はこの仕事にはあまり向いてないかも知れません。
まとめ
動物看護師の仕事は動物の命を扱うので責任は大きいですが、その分やりがいもあることが魅力です。動物が好きな方は動物看護師の仕事も検討してみてはいかがでしょうか。