公開日:2019年05月31日 最終更新日:2019年07月09日
動物介護士とは、介護が必要になったシニア期の老犬や老猫などの動物に関する基礎知識をはじめ、介護や病気などの専門知識を有する人に与えられる資格のことです。
仕事内容はシニア期の動物の介護や健康管理などが主です。具体的には食事の管理や排せつの処理、リハビリの補助や飼い主へのカウンセリングなど、行う業務は多岐に渡ります。
また人間とは異なり、動物は言葉を話しませんので、しぐさや行動などから動物の心理状態を推測し、管理していく必要があります。
動物介護士の年収ですが、経験が浅い内は200万円ほどと、決して高額ではありません。ある程度経験を積んでいけばもっと給料を上げることが出来るようですが、それでもそこまで高い年収は望めないようです。
しかし知識や経験を積み、自分でペット介護士として開業すれば、年収はもっと多くなる可能性があります。
動物介護士の仕事をするために必要な資格は特になく、誰でもなることはできますが、仕事内容としては専門知識が常に必要になってきますので、資格は取得しておくことをおすすめします。
動物介護に関する資格はいくつかあり、すべて民間の資格となっています。
資格名 | 発行団体 |
SAE公認動物介在福祉士 | 全日本動物専門教育協会 |
JADP認定動物介護士 | 日本能力開発推進協会 |
JCSA認定老犬介護士 | 日本キャリア教育技能検定協会 |
動物が好きで、老いた動物でも最後まで寄り添って介護や排せつ処理のケアを行える人が動物介護士には向いていると言えます。
また、老いた動物や介護が必要な動物を相手にするので、緊急対応なども必要になってきます。そういった予期せぬ場合でも問題なく対応できるような人が望ましいです。
動物も人間と同じように老いていきますので、その際に動物たちが幸せに生きていくことが出来るようにするための仕事です。大変なことも多い仕事ですが、動物を最期まで世話をしたいという思いが強い方には非常におすすめの仕事です。