動物葬祭ディレクター(一般社団法人日本動物葬儀霊園協会)
公開日:2019年06月03日 最終更新日:2019年07月09日
動物葬祭ディレクター(一般社団法人日本動物葬儀霊園協会)とは?
動物葬祭ディレクターとは、一般社団法人日本動物葬儀霊園協会が実施する資格です。動物の葬儀やセレモニー、供養を適切に行える知識やスキルを習得していることの証明になります。1級と2級があり、動物葬祭業に従事する人は1級まで取得すると良いでしょう。
学べる内容
動物葬祭ディレクターでは、ペット葬儀を行うにあたって必要な知識を網羅的に学ぶことが可能です。動物関連のことだけではなく、宗教や葬儀に関すること、飼い主さんの気持ちに関することも含めて学べます。
動物葬祭ディレクターで学べること
- 動物葬祭の知識と実践
- 動物葬祭の呼称の位置付け、動物葬祭の歴史、動物葬祭業の始まり、葬送の種類、土葬の定義、火葬の定義、動物葬祭ディレクターとしてみる葬儀
- 火葬の知識と実践
- 火葬の歴史、火葬及び燃焼とは、火葬及び火葬炉について、拾骨の意味と方法、骨上げ及び収骨設備、火葬燃焼器の種類、煙突等の空気循環装置、火葬の安全な作業、火葬炉の維持及び管理、公害防止装置、動物炉の集塵装置、燃焼計算の意味、火葬場建設と住民対策、バーナーの基本構造図、動物火葬場の基本構造例)
- 動物葬儀霊園管理
- 動物霊園施設、従業員の意識と能力の向上、動物葬儀霊園管理、墓地・納骨堂の種類、管理のマニュアル参考例
- ペットロス
- ペットロスの定義、ペットロスの分類、ペットロスのプロセスとエピソード、ペットロス悲嘆を重くする要因、専門者に照会すべき喪主、ペットロスへの準備教育、死別の悲しみを乗り越えるには
- 喪主対応及び業務道徳
- 喪主への心遣い、ホスピタリティ精神、礼儀礼節、四段階のサービス、グリーフケア、喪主への挨拶と説明、業務規範、法律遵守と企業道徳
- 衛生管理
- 人と動物の共通感染症、共通感染症の種類、消毒とは、遺体の取り扱い方・その他注意点
- 動物愛護法及び愛玩動物
- ペットに関する法律について、主な犬の体重や特徴、動物の寿命
- 宗教
- 日本の宗教、神道、日本の仏教、仏教の系統、日本の仏教の歴史、その他の仏教観、新仏教の概要、近年の仏教組織、神仏習合及びキリスト教
資格取得までにかかる費用
資格取得までに必要な費用は、受験料のみです。勉強をするために3,200円でテキストを購入することができます。
2級試験受験料 |
¥8,000 |
1級試験受験料 |
¥15,000 |
資格試験について
受験資格
2級
・18歳以上の日本人
・日本に永住権のある外国人
1級
・動物葬祭の実務経験が3年以上の動物葬祭業に従事する従業員
・動物葬祭業を1年以上営む経営者
出題形式
2級
・上記の内容から4択方式で25問出題
1級
・上記の内容から複合4択方式で25問出題
試験時期・試験会場
資格の活用方法
動物葬祭ディレクターは動物霊園や動物葬儀社でのペットの葬儀、ペットを亡くした喪主への対応、動物霊園管理、動物火葬等の仕事に活かすことができます。
最近ではペットロスになってしまう飼い主さんも増えています。大切な愛犬との別れを、葬儀を通して行い、悲しみを分かち合う大切な役割です。そんなやりがいのある仕事をするための力をつけるために受験してみてはいかがでしょうか。
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