SAE公認トリマー(日本動物専門教育協会)とは?

SAE公認トリマーは、日本動物専門教育協会の発行するトリマーの資格です。資格のランクは初級・中級・上級・教師の4種類に分けられており、それぞれのランクによって求められる能力や取得の難易度が変わってきます。

学べる内容

初級

  • 犬体、骨格名称の学習
  • グルーミングの知識、技術の習得
  • 犬種学、専門用語の学習
  • 全ての犬種におけるペットグリップ
  • 犬の扱い、道具・器具の扱い方
  • 連動性のある作業進行の習得
  • 直線的なカット(トリミング)の習得
  • 左右対称なカット(トリミング)の習得

中級

  • トリミング犬種の学習
  • シザーリング犬種の学習
  • スイニング犬種の学習
  • ストリッピング犬種の学習
  • トリミング犬種におけるペットグリップ
  • 立体的なトリミングの習得
  • 全体バランスの図れたカット(トリミング)の習得
  • 道具・器具の使い分けによる技術の習得

上級

  • 専門用語(全般)の学習
  • ショーグリップの習得
  • トリミング犬種におけるショーグリップ
  • スタンダードを理解したトリミングの習得
  • 犬体を見分けたトリミングの習得

教師

教師の資格を取るのは難易度は非常に高いです。教師の試験には、一次審査と二次審査があります。

資格取得までにかかる費用

資格取得までにかかる費用は受験料以外に、合格後の登録料・協会への入会金と年会費全て合計で42,050円必要になります。

等級 受験料 登録料
初級 ¥15,450(実技+学科) ¥20,600(認定証発行)
中級 ¥15,450(実技+学科) ¥20,600(認定証発行)
上級 ¥20,600(実技+学科) ¥30,900(認定証発行)
教師 ¥30,900(実技+学科) ¥51,500(認定証発行)

資格試験について

資格を受けるためには、協会の指定する学校を終了していることや実務経験が資格試験を受験するために必要になっています。等級ごとに必要な要件も異なるため確認した上で受験を検討しましょう。

等級 受験資格
初級 本会の指定する学校において1年間の学科及び実技を修了した者
中級 初級取得後、本会の指定する学校において1年間の学科及び実技を修了した者
上級 中級取得後、本会の指定する学校において1年間の学科及び実技を修了した者。あるいは、中級取得後、当該職種に1年以上従事した者
教師 上級取得後、当該職種に3年以上従事し、その職場の所属長が推薦した者

試験時期・試験会場

2018年度の試験時期

【実技試験】2018年11月~2019年3月(加盟校の試験日程に基づいて実施)
【学科試験】2019年1月16日(水) 午前10時~
※2019年以降の試験時期については以下で発表されます。

受験会場は、最寄りの加盟校となります。
リンク:加盟校の一覧

資格の活用方法

ペット美容サロンへの就業はもちろん、独立開業することも可能です。他にもペットショップ、ペットホテル、動物病院、ペット用品関連業界、各種動物に関わる仕事への就職に役立ちます。